クロワッサンは週末だけ

フランス語のレッスンでフランス人の食事の話が出てきた。
朝食はコーヒーかココア(紅茶は少数派らしい)、
そしてバターかジャムをつけたバゲット(=タルティーヌ)という、
いわゆる「コンチネンタルブレックファースト」というやつですね。
すると
「週末はこれに加えてクロワッサンも食べたりするのよ」
(フランス語教師フランソワーズより)
なぜなら、週末は比較的ゆっくり起きて、昼食も遅めに取ることが多いので、
朝も時間がある&昼までお腹を持たせる、的な意味あいがあるらしい。

これで判明した。
私が出産で入院中、病院では週末の朝食には
バゲットにクロワッサンがついたのだ。
でも平日はバゲットのみ。
前日いつもメニューのリクエストを聞きに来てくれたのだが、
もしかして私がよく聞き取れなくて
クロワッサンがもらえないハメになっていたのかと思っていたが、
そうではなかったのだ。
しかしフランソワーズに言わせれば、
それはラッキーだった、私の出産した病院では
週末もクロワッサンがつかなかった、とのこと。

そんなフランスも最近はコーンフレークやヨーグルトを朝食に
食べることも増えてきたようだが、
ヨーグルトは朝食ではなく、デザートなのだという。
かくいう私も、日本ではよく朝ヨーグルトを食べていたが、
フランスではほとんど食べない。
やっぱり食べるのは昼食後かおやつかな…。
学校や幼稚園の給食でも、
ヨーグルトはfromage(ふろまーじゅ=チーズ)のカテゴリーに入る。

フランスでホテルに泊まると、
朝食はコンチネンタルブレックファースト。
以前はなんだか物足りなさを感じたが、
今ではパンをかじりつつカフェオレを何杯も飲むのが
気分的にも胃にもちょうどいいのだ。