夏の風物詩

と言えば、何を思い浮かべるでしょう?
まずバーベキュー(以下BBQ)。
日本にいた頃は伊豆で数回やったくらいしか
記憶にない。
確かに外で食べるのは気持ちいいかもしれないが、
煙いし、蚊はいるし、と
アウトドア系ではない私はあまり好きではなかった。

しかしフランスの夏は日が長い。
日が暮れ始めるのが夜の10時過ぎとくれば、
外で夕食も難しくない。
「よし!今日はBBQにしよう!」と急に思い立つ。

思い立ったはいいが、何も道具がないので、
BBQセットを買う。
ついでに炭も買う。
次に食材を買う。
この季節、いかにもBBQをする人が多いんだろうなあというのが
食材からも感じ取れる。
肉売り場はBBQ用にくしに刺されたもの(ブロシェット)や
ソーセージが所狭しと並んでいる。
すれ違う人もBBQ用のパックを買ったりしていると
「あ、あなたも今晩はBBQね♪」と
妙に親近感がわいたりして。

ダンナが着火剤だと思って買ってきたものが
単なる木片だったので、
火おこしにちょっと手間取ったが、
無事にBBQ開始。
炭火焼っておいしいんだな~と今さらながら実感。
子供用に買ったエビの塩茹で、ソーセージが絶品。
(スーパーの量産品だよ)
せっかくBBQ用に茹でておいたとうもろこしは
焼く前に子供たちに食べられてしまう。
(焼きとうもろこしは嫌いだそうで…ふん)

もう一つはプール。
あまりの暑さにビニールプールを買ってしまう。
なるべく小さいサイズを選んだつもりだが、
手間を省くために電動空気入れも買う。
これが正解。
ふくらませてみると、けっこう大きい。
こんなの、人力ではもちろん、
足踏み空気入れでもなかなかふくらまないだろう。
フランスは昼過ぎてから気温が上がってくるので、
4時ごろでもじゅうぶんプール日和。