ニース

Nice

ローマで食べ過ぎ歩き過ぎた我が家は、
ニースではのんびりすることに決めた。
幸いニースは温暖な気候で過ごしやすい。
海も今すぐ泳げそうなくらい青く透き通っている。

シャトー(城跡)からニース市街を望む
同じような図柄の絵葉書もあった


ニースでシャガール美術館を見たあと、
その足でアンチーブのピカソ美術館に向かう。
アンチーブの海はごつごつした岩場になっていて、
海の色はまさしくAzur(アジュール・紺碧)だ!
(コートダジュールCote d'Azurという名はここから来ているのだよ)
よく遊びに行った西伊豆の海を思い出す。
夏に来たらもっと楽しめるかもしれないなあ。

 

町全体がひっそりとしていた一月一日は
モナコ詣で。



同じ日とは思えないほどこちらは人でごった返し、にぎやかだった。
この通りをもうちょっと進むと、
豪華ホテル群が現れ、
モンテカルロの方に進む。
こころなしかクリスマスの飾りつけもゴージャスな気が…。
モナコを闊歩するマダムは毛皮がユニフォームかと思うくらい、
みんな毛皮を着ていた。
そして車はドイツ車(っていうかベンツ)。
客層が幅広いのだろう、
屋台の人もフランス語、ドイツ語、イタリア語、そして英語を操っていた。

ニースで新年を迎えた我が家、
ほとんど毎日ホテルのレストランで夕食を取っていたので、
31日もそうするつもりだったのだが、
大晦日は特別メニューでパーティーだという。
子供もいるし外に出ようかとも思ったが、
店を探して歩くのも大変だったので、
そのままパーティーを予約する。
時間になって出向いてびっくり!
みんなイブニングドレスだよ!
そうか~、こうやってみんなでわいわい騒ぎながら新年を迎えるんだね。
食べて飲んで踊って、そしてカウントダウン。
これは楽しい。
そして悟った。
今後クリスマスや大晦日をはさむ旅行をするときは
たとえレストランの予約をしていなくても
ドレスを一着スーツケースに入れていかねばならない、と。