フェラーラ

Ferrare

ベネチアからフィレンツェに行く途中、
どこに寄ろうかと相談し、
私が勝手にフェラーラに決める。
町の規模が小さそうなので、かえっていいかと思ったのだ。

着いたのは昼過ぎだったが、
どこがこの町の中心地かわからない。
あっというまに町を通り抜けてしまう。
またもと来た道を戻る。
町は閑散としている。
昼食がまだだったので、車をとめ、ちょっと歩いてみる。
いくつかレストランはあるものの、
時間がずれていたためかほとんど開いていない。
小さなクリスマスマーケットが出ていたが、
熱気というものは感じられない。
すごーくさびれた町に来てしまったか?
私が選んだので少々罪悪感を感じながら、
教会の前のカフェに入る。
カフェではなんとイタリア語しか通じない!
やっぱりここは観光地ではないのかも…。



食後その教会に行く。
けっこう立派な教会。
だんだん夕刻が迫り、薄暗くなってくると灯りがつき始める。
この時間がなんとも美しい。
そして驚いたことに人がわらわらと増え始めたのだ。
さっきまでゴーストタウンのようだった町も活気を取り戻し、
店も次々に開き始めた。
いったいこれは?
フェラーラはシエスタがあるのか??



さて、フェラーラを出てボローニャに向かう。
本場のボロネーゼを食べるために。
すでに夜、不案内な町でのレストラン探しは難航した。
表に出ているメニューでボロネーゼをチェックするが、
意外とない。
ようやくネオンに導かれてたどり着いた店に
タリアテッレだけどボロネーゼがあったので、
そこに決める。
うちのお子様はなぜか幅広パスタのタリアテッレが嫌いなので、
どうかな~と思いつつ取ってみる。
これがまあ大ヒット。
あっというまに平らげていた。
私もどうにか一口もらうことができたが、
よく食べてるミートソースとは違う…。

駐車場への帰り道、マッジョーレ広場という広い広場を通る。
明るいうちだったらもっといろいろ散策できたのだろうが、
ここのネプチューンの噴水が精一杯。
ファサードが未完の教会もあった。

下半分くらいはできあがっているのが
わかりますか?