ウィーンの町

フランスから一番遠いヨーロッパ?

というのは、
フランス語がまず通じない、というのはしかたがないにしても、
美術館の表示にもほとんどフランス語はありません。
ドイツ語、英語、そしてなぜかイタリア語が来ておしまい。
オーディガイドも同上。
オーディオガイドの好きなゆりちゃんが借りたがったのですが、
わけのわからない言葉で借りてもしょうがないのであきらめました。
オペラ座の内部見学ツアーではフランス語ガイドもありました。
最初我が家もそこに並びました(我が家はフランス語ユーザーが4名いるので
英語ユーザーのダンナは多数決で負けました)が、
ほんの少数でした。

緑が多い

空港からタクシーで一歩出たとたん、
緑に包まれた町が目に飛び込んできます。
ウィーンは緑の多い町。
パリも緑が多いと思っていたけれど、
ウィーンはさらに多いです。
公園も、木陰が気のせいか濃いような。
パリと同じような木が植わってるんですけどねえ。
葉の重なり具合が多いのかな。
しかも、空港を出てすぐ運河が通っていて、
さらにご存知ドナウ川もあるので、
意外と水も豊富なのです。

町並み

彫刻が柱を支えている芸術的な建物があると思うと、
ポストモダンと言われる斬新なデザインの建物があったりして、
目を楽しませてくれます。
もちろん歴史的建造物もあるのですが、
重厚な建築物より洒脱で手の込んだ装飾の方が
ウィーンらしくて私は好きです。

 
左、ごく普通の商店の店先の柱を女性が支えています。
右、シュテファン寺院の向かい側は鏡張りの現代建築。

暑い!

今年は180年ぶりの猛暑とかで、
暑さに慣れていないのか、たいていの建物はクーラーが入っていました。
それも前を通るとひやっとするくらいで、まるで日本みたい。
ウィーンの地元民たち、特に女性の服装が
フランスと対照的。
フランスではどんなに暑くても、
下半身はズボン、またはロングスカート。
要は足をあまり見せません。
上半身はキャミソールで肌を見せているのにもかかわらず、です。
パリでショートパンツにサンダルで歩いているのは
観光客なのです。
しかし、ウィーンっ子はあまりの暑さのせいか、
ミニスカートの女性が多数。

自転車

意外にも自転車天国。
さすがにオランダには負けるけれど、
一応自転車専用レーンもあるし、
フランスみたいに突然専用レーンがなくなったりもしません。
どっちかというと歩行者より自転車の方が大きい顔をして走っています。
気づかずに自転車レーンを歩いていると、
チリンチリンとベルを鳴らされてしまいます。
歩行者用信号にも自転車用があって、
自転車に乗っている人のマークになっていたりするのです。

犬がほえる

カフェには犬連れで入れますが、
けっこうほえる犬が多いのが意外。
他の客にほえたりするのではないのですが、
別の犬がいたりするとほえるのです。
フランスではありえない光景。
フランスのしつけは厳しいのかしら…?

アイスコーヒー

たいていどこのカフェにもアイスコーヒーがあります。
フランスではアイスティーはあるけれど、
アイスコーヒーはまず見かけません。
バリエーションもいろいろ。
でも私は運が悪いのか一度も飲めませんでした。
ダンナが頼んでおいしそうだったアイスカプチーノ、
別のカフェで同じ名前のものを見つけたので頼んだら、
メニューに「アイス」とついていなかったのでホットが来ました…。

物価は安いよ

カフェで食事した印象のみですが、
フランスの約半分といったところです。
飲み物なんかはそれほど値段が変わらないと思いましたが、
料理の値段が安いのかな?
あとは、全般的に柔らかい料理が多いので、
何を取っても子供ととりわけできるメリットもありました。
(要は子供用に別皿を取ることがほとんどなかった)