フランス語圏とドイツ語圏

スイスはフランス語圏とドイツ語圏がある。
ジュネーブはフランス語圏、チューリッヒはドイツ語圏、
そんな大まかなことは知っていても、
一体国の中ではどうなっているのか?

今回の我が家の経路は
ブザンソンからジュラ山脈を越えてスイス入り。
最初の町ヌーシャテルはフランス語圏、
道路標示も町の表示もフランス語なので、
国境を超えた感じがあまりしない。
郵便局もla posteのまま。
道もrueになってる。
ところが。
途中で突然表示がドイツ語に変わる。
道もstrasseになってしまった。
ええ~~~!いきなりここからドイツ語ですかい?
フランス語圏でもドイツ語圏でも二重表示はしてない。
あくまでフランス語圏はフランス語オンリー、
ドイツ語圏はドイツ語オンリー。
住んでる人はどうしてるんだろう?
フランス語もドイツ語も知らないと絶対やっていけなそう。
それともあまり町と町との行き来はないのかしらん?
同じ語圏内での行き来に限られてしまうかもしれない…。
そう思わされた。

ちなみに信号はフランス語圏でもドイツ方式。
さすがに交通ルールは統一されているらしい。

ヌーシャテルの先、ベルンはもちろんドイツ語圏。
そのあと過ごしたアルプスのふもとはずっとドイツ語。
さて、帰りはアルプスふもとのトゥーン湖の南岸を走り、
途中でレマン湖のほうに南下していった。
ヤウン峠という、かなりカーブの激しい、
しかし景色のとてもきれいな峠を越え、
レマン湖畔に来たら、再びフランス語圏になっていた。
峠は通れるときと通れないときがあるらしく、
その表示はドイツ語、フランス語、英語、イタリア語の四ヶ国語だった。