シュノンソー

CHENONCEAUX

アンボワーズの次に行ったシュノンソーは、
駐車場からして広大だし、係員までいる!
ダンナの話によると、
ロワールに来てはずしてはいけないメジャーなお城なのだそうだ。
観光バスもたくさん停まっていた。
入場料は大人7.6ユーロ。子供はただ(6歳から有料だったかな)。

入り口を入るとお城までは長ーい並木道。

道の両側には川が流れており、
さらに左右に森やワインカーブが広がっているのだ。
ここですっかり疲れてぐずりまくりの馨を
なだめすかしながら歩かせる。

お城の手前まで来たところでギブアップ。
目の前にあるカフェで一休み。

気を取り直していざお城へ。
シュノンソーのお城は川をまたぐようにして建っている。

地上階(日本の一階)は豪華な暖炉のあるサロンやら
寝室やらで、今回は肖像画が多かった。
順路の最後は川の上を渡る回廊。
さすが川の上、ひんやりしている。

上の写真の部分の内部がこれ。

一階(日本の二階)に行こうとしたとき、
ふと地下に降りる階段を発見。
台所に行くという。
これが意外と面白かった。
大小さまざまな銅の鍋、
肉をさばく専用の部屋にはいろいろな包丁、
いわゆる調理場にはおたまなどの調理用具はもちろん、
大きなお鍋、オーブンとおぼしきものも。
この調理場は比較的新しそうだったので、
あとから復元したものかもしれない。
子供も比較的楽しめた場所。

さてやっとこさ一階に行こうと思ったら、
時間切れで追い出されてしまった。
城の左右に広大な庭園があり、
きれいに花を植え込んであったので、
上から見たらさぞきれいだと思っていたのに…。

城を出たところで、
先ほどのカフェのすぐ裏手から気球が上がった。

どうやら近辺に気球乗り場があるらしい。
やはり上空からみると違った風景が見えるものだ。
しかしこの気球、上がりそうで上がらない。
今にも落ちそうな高度でふらふらと川の方へ飛んでいく。
そして川面でどんどん急降下。
観光客もどっと川べりによってくる。
あわや川に墜落か、というところでぐーんと急上昇。
ただのパフォーマンスか…なんだ…。
子供も乗っていたので、ちょっと冷や冷やした。

閉園前、庭ではそこかしこで水をまいていた。
もうそんな時期なんだ。
それを見ながら先ほどの並木道を出口に向かって歩いていると、
そこから横道にそれて何かある。
来るときから子供が吸い込まれるようにそちらに行くので、
気になっていたのだが、
行ってみて納得。
植え込みで作った迷路だったのだ。

帰り道、シュノンソーのブドウ畑に遭遇。
今でもおいしいワインを作っているそうだ。

敷地は広大だけど、比較的よくまとまっていて、
けっこう華やかなお城だった。
ここなら別荘にしてもいいかもしれないと思った。