母の日

日本では5月の第2日曜日が母の日だが、
フランスでは第4日曜日が母の日。
毎年幼稚園ではこの日を前に
子供たちが何日も前から一生懸命プレゼントを作る。
日本でもこんなに熱心にプレゼントを作るのかな?
経験がないから分からないが、
この熱の入れ方はただものではない。
フランス人にとって母の日は重要な日のようなのだ。

さて、今年のプレゼントは、
年長のゆりちゃんからはマグカップ、
自筆の絵入り。
年少の馨からは手形。
「きっと何も考えずに3秒でえいやっと押したに違いない」
と思えるような、思い切りのいい手形だった。

よく考えると、馨の手形は母の日のプレゼントというより、
誕生日の記念とか卒園記念とか、そんな感じ…。
  

幼稚園ではなぜか割れ物を作ることが多い。
当然落っことして壊しちゃうお子様もいるわけで、
ゆりちゃんのクラスのサーハー・ゴーカイウェス
(すごい名前だ。ちなみに女の子で、ゆりちゃんはこの子が嫌い)も、
落っことしちゃったらしい。
どおりで帰りがけに先生が「気をつけて!こわれものだから」と
念を押していたわけだ。
日頃、ゆりちゃんに意地悪するから天罰が下ったのだよ、
サーハー・ゴーカイウェス!

去年ゆりちゃんからのプレゼントは
紙で作ったニワトリに「ママ大好き」という歌の歌詞だか
詩だかが入っていた。
それはそれでいかにも幼稚園生の作ったプレゼントいう感じでよかったが、
今年はなんだか高級だ。
もちろんプレゼントには去年同様
ママに関する歌の歌詞または詩がついていた。
さらに!帰りがけに園長先生がバラを配っていた。
うちは園児が二人いるから二本もらった。
よく見たら、カバーに市長の名前が。
これは市からのプレゼントらしい。
マルメゾンはお金が余ってるのか??

この話をフランス語の授業のときにしたら、
先生に「あなたはご主人から何をもらったの?」と聞かれた。
母の日にダンナからなんかもらわないよ、と
「何も」と答えたら、「まあ~、何ももらわなかったの???」と
すごい反応!
見かねて隣にいたガリーナ(ロシア人のクラスメート)が
「彼女はダンナさんのママじゃないから」とフォローしてくれたが、
フランス人のママはダンナからもちゃっかりプレゼントをもらうのね!