リサイタル

らんちゃんのクラスで「リサイタル」があるという。
先生は笑いながら「リサイタル」ですから、と言っていたが、
親たちはみんなすごく楽しみに待っていた。

さて当日、教室はつめかけた親たちであふれんばかりだった。
前に集められた子供たち、緊張の面持ち?
中には泣いちゃってどうしても親から離れられない子もいて。
らんちゃんは別に全然平気で、
しかも最初は後ろにいたのに「小さくて見えないから」と
一番前にしてくれた。
先生にひいきにされてるとこんなとき得だ!

どうやってどの歌を歌うのか子供たちにわからせるのかな?
タイトルを言ったってわかんないだろうと思っていたら、
やっぱり歌で使っている本を見せて
これを歌いますよ~と見せながらその歌の説明をする先生。
先生が歌いだすとみんなそれについて歌い出す。
たいていは手遊びつきの歌。
らんちゃんは家でもけっこういろいろ歌ってくれたので
大丈夫だろうと思っていたが、
全く気後れせずにもちろん手遊びも交えて歌っていた。
中にははっきりらんちゃんの声が聞こえたものまで。
狭い教室に人いきれで暑かったのもあるが、
汗か涙かわからないものが目じりに。



30分ほどのリサイタルはあっという間に過ぎ、
その後は持ち寄ったお菓子とジュースで懇談会。
こういうとき、必ず手作りしてくる人が何人もいるのがすごい。
集まりのたびにカヌレを何十個も作ってきてくれる人もいるんですよ~。
私も事前にお菓子を寄付したけれど、
市販の菓子は出番なしだった。