RoiとReine

幼稚園から帰ってきたゆりちゃん、
盛んにへーぬ、へーぬと発音している。
最初なんだか分からなかったのだが、「姫様」と言うので、
reine(女王様)のことだとわかった。

しかし発音がとても真似できない。
フランス語のRの発音は難しいのだ。
「どうやって言うの?」と聞いたら、
「口をちょっと開けて、歯もちょっと開けて、
舌を少しだけ揺らすんだよ」と言う。
…いつから語学学校の先生になったのだ!!!
先生に教わったのかと思ったら、
「自分で見つけた」のだそうだ。
またroi(王様)も、
「『ご』と『おわ』と一緒に言うんだよ。
でもあんまり急いで言っちゃダメ」なんだそうで、
言われたとおりにすると、ホントうまく言える。

それでもやっぱりRは難しい。
「できないよお」と言うと、
「ほら、こうだよ」とRのうがいするような音をずーっと出せるのだ。
「ゆりちゃん、すごいねえ。
ずいぶんフランス語言えるようになったんじゃない?」と聞くと
「そうかもしれない」という答え。
少し自信が出て来たのかな?