家事手伝いサービス

我が家は産後親の手伝いはないので、
日本で言う産褥シッターさんみたいなサービスはないかと
思っていた。
あるとしたらてっきり民間の会社だと思っていたら、
フランスにはちゃんと行政のサービスとして存在したのだ。
(注:私はフランス国内どこでもやっていると思っていたが、
以下のサービスはマルメゾンを中心とした
ごく限られたエリアでのサービスということが判明。
ただ、他地域でも似たようなサービスがある可能性はあるので、
市役所でもPMIでもいいので、
まずは問い合わせてみることをお勧めする)

Aide aux Meres et aux Familles a Domicile。
フランス語オンリーでの説明だったため、
どこまで理解できたか不安ではあるが、
・産後だけでなく、産前も頼める
・家事のみ、家事と育児、の2タイプがある
・午前8時30分~12時30分、午後13時30分~17時30分
・半日だけ、一日と選べる
・毎日、または曜日指定可
・家事は全般、買い物、食事のしたくも含む
・上の子供の送迎、散歩も可
・もちろん新生児の沐浴なども可
・セキュリテソシアル、CAFで費用一部援助

が大まかな内容。
実際いつから頼むかは生まれてみないとわからないので、
とりあえず登録のみする。
生まれた後連絡していつから始めるか決めるらしい。
料金は収入によって決まっているとも言っていた。
給食費なんかと一緒だな。

日本の産褥シッターさんと違うのは、
なんといっても民間か行政かの違い。
費用に補助が出るなんて、日本では思いもしなかった。
頼んでみないことにはなんとも言えないが、
非常に期待のもてるサービスである。

出産が近くなり、最後の打ち合わせを兼ねて事務所に出向く。
まずは今まで分からなかった料金のこと。
うちのCAF番号(諸手当をもらうための番号)をぱちぱちと入力し、
「一時間1,70ユーロ」と言われる。
1,70ユーロ?200円くらいってことか?
一日頼んでも,2000円でおつりがくる勘定だ。
や、安い…安すぎる…。
ちなみにこのお値段、多分らんちゃんのギャルドリーの
時間あたりの金額と同じ。
一応収入を考慮しての金額だ。
それから実際に電話で連絡してから何日くらいで
家に来てくれる人の手配がつくか、は
次の日ではちょっと確実ではないけど、
二日後なら確実に用意できる、とのこと。
だから早めに連絡ちょうだいね、と言われた。

実際に利用して

退院した日(月曜日)にさっそく電話する。
次の日から派遣してほしいと言ってみるが、
やはりさすがにそれはダメ。
それどころか今週中は派遣できないと言われる。
丸一週間派遣なしということか?
ごねてみたら、「明日電話する」と言われたが、
結局電話なし。
次の週になり、どうにか家事をやる目処もついたので、
派遣を断ろうかと思っていたら、
火曜日の朝いきなり手伝いの人がやってくる。
しかも、私は事前に週5日、午後のみとお願いしてあったのに、
来た人は火曜午後と木曜午前に来ると言う…。
(この日だけはイレギュラーに火曜午前に来た)
まあそれでもいいか、と思っていたら、
その人が急に「あなたは週3日か4日を希望していたと聞いたので
(週5日を希望していたのに、すでに話が違っていた)
金曜日も来る」と言い出した。
「週二日で十分です」と言うと
「私には決められないので、窓口の担当者に言ってくれ」とのこと。
もう一体どういう話になっているのか???
窓口に電話して、週二日で十分なこと、
10月いっぱいで派遣をやめてほしいことを伝える。
本当は退院直後の一週間が一番来て欲しかったのに、
そこで来られなかったのが残念だったなあ。

決して意思疎通に問題があったとは思えないのだが、
話が違うのはフランスだからか?
サービス自体はトータル80時間まで利用でき、
週二日以上頼むのが条件のようだった。
来てくれた人には掃除の方法や洗剤の種類など、
いろいろ教えてもらって勉強になった。