パスポート

ようやく戸籍謄本が手に入ったので、
次なる標的(?)はパスポート。
晴れたら明日申請に行こうと思って、写真屋さんで光の写真を撮る。
寝ていた光は起こしてもなかなか起きず、
どうにかこうにかして写真を撮るが、当然できも悪い。
写真屋さんのおじさんに頼み込んで3回撮ってもらったが、
どれもいまいちどころか即不採用のできだ。
こんな写真のパスポートを作ったら光は怒るだろうなあ。
そこで、次の日、申請の前に時間があったら
もう一度写真を撮ることにした。

幸い今度は光が起きたまま写真屋さんに行ける。
しかも窓口にいたのはおじさんじゃなくておばさんのほうだった。
また来たの?なんて言われることなく写真が撮れた。
おまけにすっごくいいできだ。
うきうきして大使館に向かう。

大使館は凱旋門からほど近いのだが、
位置関係がよくわからなかったので、行きは凱旋門下の
シャルルドゴールエトワール駅から地下鉄に乗り換えて最寄駅まで行った。
大使館はすぐ見つかった。
予想以上に小さな建物。
フランスにおける日本の地位を示すようだわ…。

それでも入ると手荷物のエックス線検査、
そして窓口で身分証明書の提示が求められる。
入ると書類の記入テーブルがいくつもあるが、
待っている人もほとんどいなくてガラガラ。
申請もすぐできた。

必要書類は以下。

・写真(4,5×3,5cm。要は日本と同じ) 2枚
・戸籍謄本(6ヶ月以内のもの) 1通


赤ちゃんだからいたって簡単なものだ。
窓口でもらった申請書に記入する。
サインの欄、子供は自分でサインできない場合、
親の代筆になるのだが、
以前は子供の名前の下に親の名前を漢字で書き、
その後ろに(母)代筆、とつけていた。
ところが、今回は記入例を見ると、
子供の名前の下は親の名前はローマ字、
そのあとにつけるのも(Mother)と英語になっていた。
時代の流れなのか?

出来上がるのは一週間後だという。
「連絡が来るのですか?」と聞いたら、
「いや、連絡はないです。その日以降来て下さい」とのこと。
フランスでパスポートを申請する人が少ないからなのか、
事務も簡単そうだ。
日本だったらハガキが来るんだよねえ。
もっとも、受け取り時は本人でなければいけないのは一緒。

さて、受け取り。
名前を言うだけで出てくる簡単さ。
生年月日も言わされなかった。
手数料の46.29ユーロを小切手で支払って終了。

発行官庁が在仏日本大使館になってる!すごーい、かっこいーい!と
あたりまえなことに喜ぶバカ親でした。