ROR

日本でいう三種混合+ポリオ、Hib(インフルエンザb菌)をそれぞれ3回ずつ、
BCGを済ませ、B型肝炎も接種。
生後一年で必要と思われる予防接種は一通り受けた。
1歳を過ぎて次なる予防接種はROR。
はしか、風疹、おたふくの三種混合だ。
何度も予防接種を受けたから、私もすっかり慣れた気でいた。

ところが今まで予約どおりに受けられたらんちゃんだが、
今回はチュニジア帰りでみんないまいち調子がよくなかった時期で、
らんちゃんも下痢P。
たいした下痢ではなかったのだが、念のため小児科に問い合わせてみると、
下痢ではダメということで延期になった。
(その後下痢が悪化してちょっと大変だったので、
ここでやめておいて本当によかったのだ)
ちなみにフランスでは接種前に熱を測ったりしない。
熱があったら受けられないのは当たり前と
自主判断に委ねられているのだろうか?

ようやく復活してやってきたRORの接種日。
簡単な問診(彼女は特に悪いところはないか、程度)をして、
聴診、喉と耳を診る、この時点ですでに大泣き。
動くと危ないから押さえているのだもの、しょうがない。
さらにこういう予防接種のときにあわせて成長観察。
身長、体重、頭囲を計ってくれる。
すべていつもどおり。

先生が注射を準備してやってきた。
いつも横向きにして太ももに注射する。
だいぶ力がついてきて押さえているのが大変なのだ。
今回もそのつもりで横にしようとしたら、
「座らせて」と言う。
先生に背を向けて座らされるらんちゃん。
…ねえねえ先生、どこに注射するの?…
と思う間もなく、肩をつかんで背中に注射!!
場所は肩甲骨の下あたり。
これは意表をついていた。
らんちゃんもびっくりしたのか少し泣いたが、
いつもより早く泣き止んだ。
もしかしたら余り痛みを感じないところなのかも。
もちろんそこがRORには効果的な場所なのでしょうが。
お風呂制限はなし、
副作用として下痢、咳鼻水、発熱があるかもしれないが、
いずれもたいしたことはないとのこと。
しかもこの副作用、接種してから5日目と20日目に出るそうだ。
(しかしらんちゃんは次の日からしばらく下痢していた)

この受診のついでに切れていたビタミンDの処方箋を
三人まとめてもらった。
らんちゃんは今までと同じ液体を一日4滴、
ゆりちゃん馨はオランダ同様錠剤かと思ったら、
10月に入ったら一度飲んで終わりという
液状のビタミンDを処方された。
フランスは違うんだ…。
でも錠剤のビタミンDは直径3ミリほど。レモン味で毎日2粒。
そのちまちま感が子供には好評だったのだけど、
まさかそうも言えなくてそのまま処方箋をもらってくる。
先生が「歯を強くする薬はもうあげたか?」と聞くので、
「もらってない」と言うとそれも処方箋をくれた。
これがウワサのフッ素だな!
チュラブル(水なしで口の中で溶かす)だという。
あげていいものかどうか迷ってまだそのままになっている。
これはらんちゃんには処方されなかった。