対戦国調査〜ロシア〜

ワールドカップで日本と当たるロシアの実態調査のため、
4月17日、フランスとロシアの親善試合を見に行った。
場所はいつものstade de Franceスタッドフランス。

今回チケットは簡単に入手できたのだが、
問題は駐車場チケット。
購入したのが遅かったせいか、どこを探してもない。
しょうがないのでチケットがないままスタッドに向かう。
もちろんスタッドの駐車場には入れないので、
周辺をうろうろすると、
そんなに遠くないところに公共の駐車場を見つけることができた。
まだまだ十分空いており、無事駐車。

入場してからは簡単な手荷物検査と身体検査。
ペットボトル持参者はここで捨てさせられる。
スタッドフランスも階段が多いのだが、
身障者用にエレベーター有。
しかも通常はモラルが許さないのか?
必要ない人は使わない。
でもうちはベビーカーだったので使わせてもらった。
一度下ろされた階では自分の席まで階段なしでたどり着けず、
もう一度乗せてもらう。
そうしたらちゃんと最寄階までエレベーターが行くのだ。
だったら最初からここまで乗せてくれればいいのに…。
私たちの席は天井桟敷だったので、
さらに階段を昇らなければ着けなかったが、
これはしょうがないだろう。

試合前に大画面で
フランスの歌手のプロモーションビデオのようなものを流していた。
よーく聞いてみると、Les Bleusレ・ブルーと言っている。
これはもしやフランスチーム応援ソングか!!!
こういうのを作るのは日本だけじゃないんだとおもしろくなった。
選手紹介はいつもどおり、
ロシアがすんでフランスになると、とたんに盛り上がる。
「背番号10、ジズディーーーーヌ」と放送されると
「ジターーーーーン!!!」と観客が叫ぶ。
今回は私もつい叫んでしまった。



さて肝心のロシアチーム分析。
ってほど私はサッカーに詳しくないのであくまで印象だが、
最初の15分はお互い様子見という感じで、
展開も何もなかったが、
15分を過ぎたあたりで急に動きが速くなった。
ロシアはスピードがあると思う。
カウンターなんかはあっという間にゴールポストの前まで来てしまう。
パス回しはうまいとダンナが言っていた。
ただ最後の詰めが甘く、ゴール前でボールを取られたり、
シュートしても外れてしまったり。
また素人目には「このチーム、マンツーマンなのかな?」と思えるくらい、
あまりプレスしてこない。
ジダンにはびっちりマークがついていて
何度も倒されていた。
フランス相手だったからかもしれないが、
完全に守備重視で、フランスも攻め手がなかった。
そういう意味では見ていてつまらない試合展開だった。
あまり危ないシーンもなかったし。
あとロシアはけっこう気性が激しいかも。
今回も途中で小競り合いがあった。
イエローカードが出始めた頃から
ちょっと雰囲気が怪しくなった。



こういうスピードがあるチームって日本は苦手だったような。
ヨーロッパのサッカーって無駄な動きが少なくて
何でこんなに動かないの?と思うことも多いのだけど、
ちょっとロシアのサッカーは違うな…。
また、相手の誘いに乗らないように
いつも冷静にしていないと不要なカードをもらいそう。
特に松田なんか危ない。

それからフランスチーム、
DFが不安と聞いていたけれど、
本当にちょっともろい感じ。
上にも書いたようにカウンターが速いので、
それで相手がゴール前まで迫ってくることもあったが、
そうではなくてDFラインが破られることも何度かあった。
それも右側が多かったような。

試合は結局0-0の引き分けで終わったので、
これといった見せ場もなかったのだけど、
やっぱりジダンはうまい~。
どうしてそんなパスが通るの?
どうしてそこに人がいるって分かったの?
なんて思うことがよくあった。

試合終了後、私たちはそそくさと席を立ったのだが、
他の人はほとんど残っている。
何かあるのかな?と思ったら、
ピッチに何か運び入れている。
なんと花火のスペクタクルだった。
日本の花火のようにバリエーション豊かではなく、
ほとんど単調なんだけど、
とてもきれいだった。



さて本当に終わったし帰ろうかと駐車場に向かう途中で、
車のキーがないことに気がつく。
いっせいに帰る人の波に逆らって
もう一度スタッドへ戻り、
セキュリティの人に事情を話して、
席の周りなどを探してもらった。
結局見つからず、タクシーを呼んでもらうことに。
この時点ですでに夜中の12時。
こちらでは開始時間が遅い(たいてい8時45分から)ので、
終わるのは夜中近くなのだ。
しかし夜中だからかタクシーがなかなか来なくて、
やっと来たのはもう2時だった。
家に着いたときはもうくたくただった。