映画館

ゆりちゃんにせがまれて映画を見に行くことになりました。
タイトルは「Les 102 Dalmatiens」、「102匹わんちゃん」です。
徒歩圏に映画館があって、そこにポスターが貼ってありました。

映画館に行って「102匹わんちゃんを見たいんだけど」と
英語で言ってみました。
すると窓口のおじさんがなんだか言っています。
英語が通じないのかと思って「102 ダルメシアン」と
フランス語で言ってみました。
(フランス語は“102”の部分だけ。そんなのはフランス語とは言わない?)
それでも何かを指差して言っているので、
2階でやっているという意味かと思い、「2階?」(英語)
エレベーターがないと困ると思い、「エレベーターはある?」(英語)
いろいろ聞いてもぜんぜん通じない。
困ったなーと思ってふと見ると映画の予定表があったので、
その中の102匹わんちゃんを指差して「これ!」
そうしたら、やってる場所が違ったんですね。
おじさんはさっきからもう一ヶ所の映画館の名前を
連呼していたのです。
おじさん、ごめんなさい。

すぐさまもう一ヶ所の映画館に行き、
そちらでは首尾よく切符も買えました。
大人子供関係なく、一人32フラン。約500円。
週末は少し高くて42フラン。それでも安いですね。

館内は子供でいっぱいでした。
それなのに、予告編で大人向きの映画をやったりします。
大人にしか分からないきわどいジョークを見て、
フランスのマダムたちは文字通り「オーッホッホッホッホ」と笑うので、
おかしくなってしまいました。
またメルギブソン主演の映画なのに、フランス語吹き替え。
日本だったら当然字幕が入りそうなところです。
子供向け映画ならまだしも、大人向けでも吹き替えてしまうなんて、
見るのは楽だけど、雰囲気が変わりそうです。
「スターウォーズ」も吹き替えで見るのかな…?

本題の「102匹わんちゃん」はもちろんフランス語吹き替えですが、
ストーリーが単純なのでそれなりに楽しめました。
3人のお子様がおとなしくしているか心配でしたが、
らんちゃんは始まってすぐ寝てしまったので楽チン。
ゆりちゃんは熱心に見ているので問題外。
意外にも馨が途中から「怖いから家に帰りたい」になってしまい、
なだめすかすのが大変でした。